北上市議会 > 1995-06-08 >
06月08日-01号

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  1. 北上市議会 1995-06-08
    06月08日-01号


    取得元: 北上市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成 7年  6月 定例会(第43回)平成7年6月8日(木曜日)議事日程第6号                      平成7年6月8日(木)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 現金出納検査定期監査等の報告 第4 市長の施政方針について 第5 請願の取り下げについて 第6 報告第1号 職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について 第7 報告第2号 平成6年度北上市繰越明許費繰越計算書について 第8 議案第63号 平成7年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分について 第9 議案第64号 平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分について 第10 議案第65号 北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例 第11 議案第66号 北上市吏員恩給条例の一部を改正する条例 第12 議案第67号 北上市市税条例の一部を改正する条例 第13 議案第69号 北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例 第14 議案第70号 北上市立保育所条例の一部を改正する条例 第15 議案第68号 北上市中山間地域活性化基金条例 第16 議案第71号 北上市農村公園条例の一部を改正する条例 第17 議案第72号 平成7年度北上市一般会計補正予算(第1号) 第18 議案第73号 平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 第19 議案第74号 平成7年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 第20 議案第75号 平成7年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号) 第21 議案第76号 平成7年度北上市土地取得特別会計補正予算(第1号) 第22 議案第77号 市道路線の廃止について 第23 議案第78号 市道路線の認定について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(36名)      1番  梅田勝志君      2番  高橋 元君      3番  鈴木健二郎君     4番  高橋孝二君      5番  三浦悟郎君      6番  高橋賢一君      7番  金田ハルノ君     8番  小原健二君      9番  小松久孝君      10番  及川洋一君      11番  高橋 功君      12番  多田 司君      13番  藤枝孝男君      14番  千田三一君      15番  高橋義麿君      16番  渡辺紘司君      17番  伊藤隆夫君      18番  及川淳平君      19番  菅原行徳君      20番  浅田哲心君      21番  菊池基行君      22番  高橋徳蔵君      23番  小沢幸三郎君     24番  上野亮平君      25番  八重樫眞純君     26番  柏葉 明君      27番  鈴木健策君      28番  平野牧郎君      29番  舘川 毅君      30番  伊藤輝雄君      31番  高橋一夫君      32番  小原健成君      33番  柏葉省一郎君     34番  田鎖助治君      35番  原田敬三君      36番  昆野市右ェ門---------------------------------------欠席議員 なし---------------------------------------事務局職員出席者                                  事務局長    伊藤寿左エ門君   事務局次長   千田安雄君   副主幹           高橋 斎君     議事調査係長  平野直志君   兼庶務係長   主任      山田和子君---------------------------------------説明のため出席した者   市長      高橋盛吉君     企画調整部長  小原善隆君   財政部長    下屋敷勝哉君    保健福祉部長  滝澤良徳君   農林部長    新田厚男君     商工部長    真山 峻君   建設部長    高橋正夫君     和賀支所長   平野好玲君   江釣子支所長  伊藤孝雄君     水道部長    平野達志君   教育委員会           高橋忠孝君     教育長     成瀬延晴君   委員長                     選挙管理   教育次長    伊藤 巖君             千田長三君                     委員会委員長                     農業委員会   監査委員    菊池信司君             佐藤定志君                     会長   消防本部           小原常夫君     財政課長    小笠原哲哉君   消防長   企画課長    石川洋一君     総務課長    及川義也君---------------------------------------            午前10時06分  開会 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの出席議員数は36名であります。定足数に達しておりますので、これより第43回北上市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、このたび就任されました各任命権者並びに教育長から就任のあいさつのため発言を求められておりますので、この際これを許します。教育委員長。     (教育委員長 高橋忠孝君 登壇) ◎教育委員長高橋忠孝君) このたび、皆様の御高配をいただき再任させていただきまして、まことにありがとうございます。 新しい世紀を迎えて、教育はいよいよその重要の度を増してまいりますが、今後とも、皆様の御指導をいただきながら市民の教育に対する期待にこたえるよう、精いっぱい努力してまいる所存でございますので、今後ともよろしく御鞭撻のほどお願い申し上げます。 どうぞよろしくお願いします。(拍手) ○議長(昆野市右ェ門君) 選挙管理委員長。     (選挙管理委員長 千田長三君 登壇) ◎選挙管理委員長千田長三君) 去る6月1日に開催されました臨時市議会におきまして、私ども4人が北上市選挙管理委員に選挙いただきましたことに、大変光栄に存じておりますとともに、責任の重大さを痛感いたしておるところでございます。同日、午後に開かれました会議におきまして、不肖、私、千田が再度、委員長に選挙され就任いたしました。 前任期間4年間には、皆様の温かい御支援をいただきながら、必ずしも、市民の満足できる成果を上げ得なかったのではないかと、深く反省をいたしております。 もともと、選挙事務はうまくいって当たり前という定説ではございますけれども、今後4年間、過去の反省を踏まえ、初心に返って選挙事務の管理執行に努力する覚悟でございますので、旧に倍しての御支援、御指導をお願い申し上げまして就任のごあいさつといたします。よろしくお願いします。(拍手) ○議長(昆野市右ェ門君) 代表監査委員。     (代表監査委員 菊池信司君 登壇) ◎代表監査委員菊池信司君) ごあいさつ申し上げます。 皆様方の御高配によりまして、監査委員の選任を受けました菊池信司でございます。 定められた職務を誠実に務めてまいりたいと、このように存じております。議員の皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げまして、あいさつといたします。よろしくお願いいたします。終わります。(拍手) ○議長(昆野市右ェ門君) 教育長。     (教育長 成瀬延晴君 登壇) ◎教育長(成瀬延晴君) 教育長就任に当たり、議員の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。 去る6月1日、市議会の御同意をいただき、教育委員に任命されました。その後、市教育委員会及び県教育委員会の承認を経まして、再度、北上市教育委員会教育長に就任いたしました。大変光栄に思いますとともに、改めてその責任の重大さを痛感しております。 北上市が目指す豊かな心をはぐくむ文化の薫り高いまちの具現化を図るためには、生涯学習社会の構築、学校教育の充実、生涯スポーツの推進、平成11年岩手インターハイ成功に向けての取り組み等、多くの課題があります。この課題解決のために、市民の御理解と御協力をいただきながら、教育行政の組織を挙げて主体的に対応してまいります。 誤りのない教育行政を着実に推進するために、議員の皆様の御指導、御助言を賜りますことをお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(昆野市右ェ門君) 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程第6号によって進めます。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、4番高橋孝二君、5番三浦悟郎君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 本件に関し、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長。     (議会運営委員長 平野牧郎君 登壇) ◆議会運営委員長平野牧郎君) 去る6月5日に議会運営委員会を開きまして、第43回議会定例会に当たっての会期等について協議をいたしましたので御報告いたします。 まず会期は、本日から6月19日までの12日間とするというように協議をいたしております。 まずきょうは、この定例の報告等の後、市長から平成6年の決算状況についての行政報告がございます。その後は市長の施政方針が行われ、引き続いては請願の取り下げが1件、それから報告2件の説明と質疑、そして条例7件について提案説明と常任委員会の付託を行います。さらに、補正予算案5件につきまして提案の説明をいたします。それから、さらに本日は一般議案4件がございますが、いずれもこれは質疑、討論、採決、即決でお願いをいたしたいと。最後には、請願、陳情につきまして今3件が受理されておりますけれども、これを常任委員会に付託をいたします。 あす9日と10日、11日の3日間は、議案思考のため休会といたします。 12日からは一般質問を予定いたしておりますが、現在12人が通告いたしておりまして、12日と13日、さらに14日の半日程度、これを一般質問の日程といたしております。 14日、一般質問が終了次第とそれから15日につきましては、常任委員会の日程といたしております。 16日は、委員会審査の報告、整理等のために休会といたしております。 17日、18日は土、日でございますが、19日を最終日といたしておりますが、19日には、条例7件につきまして各常任委員長の報告と質疑、討論、採決と、それから補正予算案5件につきまして質疑、討論、採決、さらに追加案件4件が予定をされておりますけれども、これの質疑、討論、採決を行います。そして最後になりますが、請願、陳情につきまして、常任委員長からの報告と質疑、討論、採決というように協議をいたしておりますので、何とぞ予定いたしました会期どおり日程が消化できますように、議員各位の御協力をお願い申し上げまして報告といたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、今期定例会の会期は本日から6月19日までの12日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月19日までの12日間と決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第3、現金出納検査定期監査等の報告を行います。 書記をして報告書を朗読いたさせますが、文書の題名及び検査または監査の結果のみを朗読いたさせます。     (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 次に、第23事業年度北上地区広域土地開発公社経営状況について、第34事業年度財団法人北上市開発公社の経営状況について、第8事業年度財団法人北上自治振興公社経営状況について、以上3件が提出されておりますので、書記をして送付書のみ朗読いたさせます。     (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) これより公社の経営状況3件に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 この際、諸般の報告を行います。 事務局長より報告をいたさせます。
    議会事務局長伊藤寿左エ門君) 一般事務報告について申し上げます。 本年3月から5月までの一般事務報告についてはお手元の資料のとおりでございますが、その主な事項について申し上げます。 2ページの4月6日、秋田市において開催されました第47回東北市議会議長会定期総会に議長、副議長、事務局長が出席いたしておりますので、その内容を御報告申し上げます。 この定期総会は、東北6県を持ち回りにより開催されているものでございます。会議に先立ち、長年在職議員、職員に対する表彰が行われました。6年以上在職のある市議会議員59人と、8年以上在職の職員13人の表彰があり、当市からは先ほど表彰状の伝達をいたしました3人の方々が表彰の栄に浴されております。 会議では、会長提出議案、平成6年度各会計決算3件、平成7年度各会計予算3件、会則の改正と三陸はるか沖地震の災害対策に関する緊急決議2件、いずれも原案どおり承認及び可決したほか、各県提出議案高速自動車道及び関連国道等の整備促進についてほか17件については、2つの委員会を設置しましてそれぞれ分割付託の上審議し、いずれも全会一致をもって原案どおり可決いたしております。 なお、この可決されました要望事項18件についての実行運動の方法と、全国市議会議長会東北議長会から提出する3件以内の要望事項及びその取り扱いについては、会長に一任することにいたしております。 役員改選では、新会長に秋田市の議長、副会長に弘前市の議長、その他各役員をそれぞれ選出したほか、北上市の議長が会計監事に選出されております。また、次期開催市を弘前市と決定しております。 次に、3月定例会における議決事項に係る処理状況でございますが、議決された意見書は3月22日をもって関係省庁に送付しております。 最後に、この間において北上市に来庁されました各市議会の行政視察でございますが9市で、延べ80人の方々が来庁されております。 以上で事務報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ここで、市長より行政報告について発言を求められておりますので、この際これを許します。     (市長 高橋盛吉君 登壇) ◎市長(高橋盛吉君) 行政報告1件について申し上げます。 去る5月31日をもちまして平成6年度の出納閉鎖を行ったところですが、各会計の決算見込額がまとまりましたので、その結果を報告いたします。 一般会計においては、収入済額320億7,134万7,287円であり、支出済額は314億5,317万4,692円となっており、差し引き残額6億1,817万2,595円の黒字決算となっております。 特別会計のうち、工業団地事業特別会計及び下水道事業特別会計は歳入不足を生じ、それぞれ平成7年度歳入から繰り上げ充用をしております。 その他の会計につきましては、お手元に配付しております資料のとおりそれぞれ黒字決算となっております。 詳細につきましては、決算審議の際に御説明申し上げることといたしまして、とりあえず御報告を申し上げる次第であります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第4、市長の施政方針についてを議題といたします。市長。     (市長 高橋盛吉君 登壇) ◎市長(高橋盛吉君) 本日、ここに第43回北上市議会定例会の開会に当たり、今後の市政運営の方針並びに平成7年度の主要施策について申し上げ、議員各位と市民の皆様に御理解をいただきたいと思います。 平成3年4月、新市発足以来、3市町村合併の際の協定並びに新市建設計画の実施に努めるとともにこれを承継し、さらに21世紀を展望して新たに北上市総合発展計画を策定し、これを基本として、鋭意、各般の施策を推進してまいりました。しかし、長引く不況によって財政環境は極めて厳しくなり、一部事業の調整を余儀なくされる面もありました。 また、この間、地方拠点都市地域の指定、全国高等学校総合体育大会の主会場地の内定、北上西インターチェンジの供用開始、生物工学研究所を初めとする農業研究センターの立地など、将来の市勢発展につながる重要なプロジェクトが相次いで導入されました。 このようにして、当市は多くの課題を抱えながらも着実に発展を続け、東北のみならず、全国的にも成長の可能性の高い都市として評価を受けるに至っております。これは、市議会の御指導と市民の総力の結集によるものと存じております。 今、我が国をめぐる内外の情勢を見ますと、国際的には、政治、経済、安全保障、地球環境などについて、先進国の一員としての役割を求められております。 また、国内においては、円高、産業の空洞化の進行、災害に対する危機管理、高齢化・少子化の加速化、米の輸入と新食糧法への移行、地方分権の具体的な推進、新しい国土軸・連携軸による国土経営の方向など、時代の大きな転換を象徴する難問題が山積しております。 私は、このような重大かつ多難な時期に北上市政を引き続き担当することになり、身の引き締まる思いをいたしておるところであります。 私は、市政運営の心構えとして、第1に、公正ということを掲げておりますが、これは、市民の声に謙虚に耳を傾け、同時に、市民の無限とも言えるニーズに有限の行財政で対応するためには、あくまでも公正な判断で事業を選択し実施しようとすることであります。 第2は、融和ということでありますが、これは、3市町村合併に伴う残された課題の解決に努め、新生北上市が一体的に融和し定着するように努めるということであります。 第3は、前進ということですが、これは、北上市総合発展計画に掲げる将来の都市像を目指して、長期的な展望と広域的な連携のもとに力強く前進するということであります。 また、市政の推進に当たっては、特に留意すべきこととして、1、常に災害ということを意識に置いて、利便性よりも安全性を重視したまちづくりを進めること。2、教育、保健・福祉の密接な連携により、心の通う人づくり、福祉サービスの向上を図ること。3、自然環境に配慮しながら生活環境、都市機能の整備を進めること。4、地域の特性を生かし、高度の技術に支えられる産業の振興を図ること。5、将来の発展の基礎となる各種のプロジェクトを推進することであります。 特に、平成11年に開催される全国高等学校総合体育大会の主会場地として大会の成功を期するとともに、この機会に北上市の存在感を全国的にアピールするために、歓迎機運を盛り上げる運動を展開いたしたいと考えております。 平成7年度においては、このような基本的な考え方に基づいて各般の施策を推進することとしておりますので、以下、その概要について総合発展計画の5つの領域ごとに説明をいたします。 第1は、「自然と都市機能が共生する風格のあるまちづくり」についてであります。 恵まれた自然条件と北東北の交通の要衝としての位置づけを生かし、さらにその中心性、拠点性を高めるための都市機能を充実し、活力あるまちづくりを進めます。 まず、その骨格となる幹線交通網の整備についてでありますが、当市は、東京から東北・北海道に至る縦軸と太平洋と日本海を結ぶ横軸という国土軸上の結節点に位置していることから、その立地条件を生かしてさらに交通体系の整備を促進していく必要があります。 東北新幹線スーパーやまびこの北上駅停車については、平成8年度に田沢湖線のミニ新幹線化工事が予定されているところであり、秋田県南地域を含め、関係団体との連携のもとにその実現に努力してまいります。 また、東北横断自動車道釜石秋田線は、本年中に湯田-横手間の開通が予定されておりますので、残る北上西-湯田間の早期完成により、一日も早く全線開通になることを要望してまいります。 (仮称)北上南インターチェンジは、県内初の開発インターチェンジとして、北上南部工業団地の開発と並行して工事が進められているところですが、その早期完成とこれに連結する県道の整備を促進してまいります。 国道につきましては、一般国道4号の4車線拡幅工事が花巻方面に向けて進められておりますが、わが大橋以南についても交通渋滞の緩和のため着工することとなりましたので、全国高等学校総合体育大会までに整備されるように要望してまいります。 また、和賀町地内の一般国道107号バイパスにつきましては、その早期完成と路線の延長を要望してまいります。 県道については、主要地方道花巻衣川線の国道107号以北の整備、県道相去飯豊線の(仮称)新九年橋の建設、一般県道北上和賀線の岩崎橋のかけかえ、主要地方道一関北上線の立花地内の切りかえ工事を促進してまいるほか、主要地方道北上東和線の(仮称)平成橋の架橋や、県道岩崎藤根線和賀中央橋のかけかえ等についても要望してまいる考えであります。 日高見橋と国道4号を結ぶ都市計画街路舘曽山線については、東北本線との立体交差工事の完了を期してまいります。 情報通信基盤の整備につきましては、市民生活や産業活動の中で多様化する情報ニーズにこたえ、テレトピア構想を引き続き推進するとともに、市内の均衡を図る上からも、市内全域にケーブルテレビ視聴エリアを拡大することを検討してまいりたいと考えております。 水の保全と活用については、市民生活と産業の発展を支えてきた水系の保全と有効利用を図るとともに、北上川や和賀川の親水空間を生かしたレクリエーション施設や市民の憩いの場の整備を促進してまいります。 緑の保全と活用については、豊かな森林資源の保全に努めながら、森林の持つ公益的機能を活用した自然との触れ合いの増進を図ってまいります。特にも、市街地周辺の緑地は、増大する宅地開発等により減少する傾向にありますので、その保全と新たな緑化に努めてまいります。 美しい農村景観の形成については、農村総合整備モデル事業による集落道、農業用排水路及び農村公園の整備を進めてまいります。 また、農業水利施設が有する自然景観及び水辺空間の活用を図るため、新堰地区の水環境整備事業を促進してまいります。 秩序ある土地利用計画の確立については、計画的な市街地の形成と優良農地の保全に努めるほか、土地の有効利用と良好な居住環境を形成するため、黒沢尻西部地区土地区画整理事業を引き続き促進するほか、懸案の上江釣子地区のA調査を進めたいと考えております。 また、良好な都市環境の形成を図るため、大堤公園、岩崎城運動公園、工芸の村公園等の整備並びに街区公園の整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。 第2は、「快適な生活環境を創出するうるおいのあるまちづくり」についてであります。 安全な地域づくりについては、阪神・淡路大震災を貴重な教訓として、不測の災害に備え、機能性や利便性よりも安全性に配慮した災害に強いまちづくりを推進してまいります。特に、災害時における初動体制や交通通信手段の確保、危険建築物のチェックなど、地域防災計画の全面的な見直しをしてまいります。 消防機械及び消防防災施設については、年次計画に基づき整備充実を図るとともに、予防活動を推進してまいります。 また、交通安全思想の普及にあわせて交通安全施設等の整備充実を図るとともに、犯罪のない明るい地域社会をつくるため、市民ぐるみの防犯、暴力団追放運動を強力に展開してまいります。 清潔な地域づくりについては、公害の未然防止に取り組むとともに、清掃活動や花いっぱい運動などの環境美化運動を推進してまいります。特に、ふえ続けるごみ対策として、平成5年度からモデル地区を設定し資源ごみの分別収集を実施してまいりましたが、市民の協力のもとに大きな成果を上げておりますので、今年度中に市内全域で実施することといたしております。 また、一般廃棄物最終処分場につきましては、このたび地域の御理解をいただくことができましたので、その建設に着手いたします。 道路交通条件の改善については、飯豊和田線、山田広表線等の主要幹線道路や市民生活に身近なかかわりを持つ生活道路について、財源の確保を図りながら緊急度や地域間の均衡に配慮し、順次整備してまいります。 上水道については、引き続き第5次上水道拡張事業を推進し、口内町及び稲瀬町の一部未給水区域の解消を図るとともに、有収率の向上と安定した給水を確保するため、老朽管更新事業を推進し、限りある水資源の有効活用に努めてまいります。 公共下水道については、昭和54年度に着工して以来100億円余りを投資し、管路延長も100キロメートルを超え、585ヘクタールを整備してきたところですが、この5月に事業認可区域を889ヘクタールに拡大し、今年度は100ヘクタールの整備を図ってまいります。 農村地域においては、農業集落排水事業を推進しておりますが、大堰川地区の事業完了を図るとともに、鬼柳町元年地区の新規着手、更木地区においては基本調査を実施してまいります。 ゆとりある住居の確保については、人口の増加に伴う住宅需要に応じた量的な確保を図るとともに、生活ニーズに応じた質の高い住宅づくりが必要であります。このため、引き続き市営長沼住宅の建てかえを進めるとともに、妻川地区に新たな市営住宅の建設の準備をしてまいります。また、住宅団地造成を進めてまいりました鬼柳町の卯の木地区の分譲を始めるとともに、口内町金成地区の大規模住宅団地の造成を始めることとしております。 また、岩手県住宅供給公社が造成しているむらさきのニュータウンの宅地分譲を促進するとともに、北上駅前地区において実施する優良再開発建築物整備促進事業及び特定優良賃貸住宅供給事業を推進してまいります。 北上らしさの保全と活用については、歴史的、文化的資産の保護を図るとともに、地域の個性を生かした魅力ある景観づくりに努めてまいります。 第3は、「健やかで心が通い合うあたたかいまちづくり」についてであります。 市民が健康で安心して暮らせる地域社会を築くために、生涯を通じて身近なところでサービスの提供が受けられるよう、保健・福祉・医療の施設整備と機能の強化に努めてまいります。 子供を大切にするまちづくりについては、すべての子供たちが健やかに生まれ育つために市民各層の参加をいただき、子育てにやさしい環境づくりの委員会を設置し、その推進方策の策定を進めてまいります。また、多様化する保育ニーズに対応するため、新たな事業の導入を検討するとともに、今年度から同一世帯で3人以上入所している場合の保育料の軽減措置を講じてまいります。 若者が定着する活力あるまちづくりについては、魅力ある都市環境の整備や生きがいを持って働ける多様な雇用の場の確保を図るとともに、青少年の健全育成を図ってまいります。 女性が生き生きと活動するまちづくりについては、女性の社会進出を促進するとともに、その感性やアイデアをまちづくりに生かしていくため、公的審議会等への登用を積極的に図ってまいります。 高齢者にやさしいまちづくりについては、北上市老人保健福祉計画に基づき、住みなれた地域で在宅福祉サービス、施設福祉サービスを総合的に受けることができるよう、ボランティアや福祉団体の協力を得ながら、きめ細かな在宅福祉を推進してまいります。このため、家庭での介護を支援するため、家事援助、デイ・サービス、ショートステイ、日常生活用具給付事業等の各種サービス事業の充実を図るとともに、昨年度から実施しております暮らしにやさしい住まいづくり事業の拡充を図ってまいります。 障害者の自立を支えるまちづくりについては、地域生涯者雇用推進モデル事業を導入し、就職が困難な障害者の雇用の確保と自立支援を図ってまいります。 また、生涯者が地域の中で暮らしやすくするため、歩車道境界ブロックの設置、磁気誘導ループ、公衆ファックスや点字案内版の設置などを図るほか、デイ・サービス、日常生活用具給付、福祉タクシー事業等の各種サービス事業の充実を図り、住みよい福祉のまちづくり事業を進めてまいります。 健康の維持、増進に努めるまちづくりについては、市民がみずからの健康を守ることを基本に、各種検診事業の受診率の向上に努めるとともに、健康相談や生活指導、訪問指導の相談指導や予防活動を推進してまいります。 2年目を迎える末期がん患者の在宅型緩和ケア事業については、今年度から国のモデル事業として取り扱われることになったことから、ボランティア活動の積極的な参加を求めて充実した事業の推進に努めてまいります。 また、成人歯科検診と寝たきり老人訪問リハビリ事業を新たに実施するなど、保健・医療サービスの向上に努めてまいります。 第4は、「豊かな心を育む文化の薫り高いまちづくり」についてであります。 生涯学習の推進については、文化の薫り高いまちづくりを目標に、その担い手である人づくりを基本として、市民一人一人が生涯にわたりさまざまな学習、文化、スポーツ等の活動に参加できるよう、その環境を整えることが重要でありますので、引き続き生涯学習の環境整備、充実に努めてまいります。 学校教育環境の整備については、教育委員会における学校の適正規模、適正配置の考えを基本に、個性と創造性を生かす魅力ある教育施設整備を計画的に進めてまいります。 今年度は、(仮称)和賀東部小学校の位置を決定した上で建設に着手したいと考えております。また、照岡小学校屋内運動場の改築、この4月に開校した東陵中学校のプールの整備を初め、口内小学校の校庭整備、南中学校の給食施設の整備を進めてまいります。 人材の育成確保については、これまでも大学等高等教育機関の設置の努力をしてまいりましたが、進学年齢人口の減少等もあって極めて困難な状況にあります。しかし、当市の将来の発展のためには、地域社会に役立つ人材の育成が極めて重要でありますので、その設置について北上地域大学設置期成同盟会と一体となって一層の努力を続けてまいります。 地域文化活動の推進については、これまでに詩歌の里づくりやみちのく民俗村の整備、鬼の館の建設など、地域の特性を生かした文化の新たな創造に努めてまいりましたが、このほど当市にゆかりのある利根山光人画伯のアトリエが寄贈されましたので、(仮称)利根山光人記念館として整備を進め、芸能・文化活動の拠点としての(仮称)国際文化交流センターの建設に向けて今年度から用地の取得を進めたいと考えております。 また、江釣子古墳群の史跡用地を取得するほか、鬼剣舞や樺山遺跡などの伝統文化や文化財の保護・保存と活用を図りながら、そのイベントや文化交流を通じて市民の文化意識の高揚を図ってまいります。 スポーツ・レクリエーション活動の推進については、近年の余暇時間の増大と健康づくり意識の高まりの中で、気軽にスポーツ・レクリエーションを楽しみたいという市民の欲求にこたえ、各種の大会やイベントの開催や施設の整備充実を図ってまいります。 また、平成11年に開催される全国高等学校総合体育大会に向けて、今年度からそのメイン会場となる陸上競技場等の施設整備を進めるほか、'99年インターハイ岩手県大会北上市民運動推進計画を推進し、市民が一丸となった受け入れ態勢づくりに万全を期してまいりたいと考えております。 国際交流については、昨年度はコンコード市と姉妹都市提携20周年、三門峡市と友好都市提携10年目という節目を迎え記念事業を展開してきたのでありますが、今年度はこれを契機に両市との交流をさらに推進することとし、民間レベルでの自主的な交流や国際理解のための活動を支援してまいります。また、昨年、詩歌の森公園の三門峡庭園に建設した友好亭の壁画の設置事業を進めるとともに、北上青年会議所が招致した世界80カ国の参加による国際アカデミー開催事業を推進してまいります。 第5は、「地域の特性と高度の技術を生かした活力のあるまちづくり」について申し上げます。 まず、高生産性農林業の展開についてでありますが、一昨年は冷夏による大凶作、昨年は猛暑による大豊作と、米は2年続きの両極端な異常気象に見舞われる中で、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意による米の一定輸入量の受け入れを初め、減反の強化や農業の担い手不足などさまざまな課題を抱え、農業・農村を取り巻く環境はかつてないほど大きな変革期に直面しております。 このような農業情勢の中で、県内第一の農業生産を誇る当市として、新しい農業・農村振興を図るため、北上農業振興地域整備計画を基本として、冷夏にも強く、内外の競争にも耐え得る体質の強い農業の確立を図ることに努めてまいりたいと考えております。 当市の転作等配分総面積は、目標面積1,446ヘクタールに緊急調整対策としての指標面積184ヘクタールが追加されておりますので、地域の特色を生かしながら稲作と転作を組み合わせた水田営農の活性化に向けて、地域ぐるみで取り組んでまいりたいと考えております。 また、農地の流動化や農作業の受委託を推進し、担い手農家及び生産組織等の育成強化を図るため、認定農業者制度を積極的に推進するとともに、生産性の高い地域農業を確立していくために、基幹作目の米を中心に畜産、野菜、花卉、果樹等の複合経営を確立し、消費者ニーズにこたえられる産地形成を推進してまいりたいと考えております。 農業生産基盤と農村生活環境整備については、国営、県営、団体営の土地改良事業を導入し、大区画圃場、農道及び農業用集落排水路の整備を図りたいと思います。 県営圃場整備事業については、和賀中央第4地区の整備を促進するとともに、新規採択に向けて二子地区及び相去町六郷地区の計画調査の継続と稲瀬町下門岡地区の計画調査を進めることとしております。 農道整備事業については、引き続き北上地区広域営農団地農道と関連する大沢口線、戸田線の整備を促進するとともに、飯豊町唐戸崎地区のふるさと農道整備事業にも実施してまいります。 また、農業用排水路整備事業については、口内町上野田地区、和賀町荒屋沢地区、熊沢地区の整備を促進するとともに、更木地区の湛水防除事業が本格的に実施されますので、これを促進してまいります。 林業振興については、林道整備事業や林業山村活性化林業構造改善事業などを継続して実施するほか、作業道等の基盤整備や造林、間伐等の事業促進に努め、農業との有機的結合のもとに林業の活性化を図ってまいります。 中山間地域対策として、特定農山村地域である黒岩地区及び横川目地区については、中山間地域活性化基金を活用し、農林業等活性化基盤整備計画に基づき、農林業を基盤とした地域の活性化を図ってまいります。 製造業を中心とした企業の誘致については、バブル経済の崩壊、円高、産業の空洞化等厳しい環境のもとで企業はリストラなど経営改善に努力しており、新規の立地が容易ではないという状況にありますが、この時期の誘致活動が特にも重要であるため、東京及び大阪地区で分譲説明会を開催するなど、積極的に努力をしてまいりたいと考えております。 県内第一の工業集積を誇る当市としては、新たな受け皿としてインターチェンジに直結した付加価値の高い北上南部工業団地の造成を初め、後藤野工業団地の拡張を引き続き推進してまいります。 また、研究開発、業務管理、情報処理機能等の集積を図ることが地域産業の高度化及び人材確保の面からも重要でありますので、全国第1号の産業業務団地として、地域振興整備公団が事業主体として着手しておりますオフィスアルカディア事業の促進について企業立地等を支援するため、株式会社北上オフィスプラザと連携のもとに、当団地の機能整備及び企業誘致を推進してまいります。 商業、流通業の振興については、特定商業集積整備基本構想に基づき市街地再開発事業の取り組みを進めておりますが、本通り地区、新穀町地区については核店舗が決定したことでもありますので、今後は権利者の合意を取りまとめ本組合の設立を図るとともに、諏訪町地区については事業計画の作成を進めてまいる所存であります。 また、当市は北東北3県あるいは東北全域をカバーする物流拠点としての評価を受けるに至っておりますので、その機能を整備する上からもインランド・デポ、いわゆる内陸通関基地の誘致、設置について関係機関に要望してまいります。 雇用対策については、長引く不況のもとで全国的に厳しい情勢にありますが、北上地区は工業集積を背景に高い有効求人倍率を維持しておりますので、引き続き若年労働力の地元定着とUターン等の促進に努めてまいります。 観光については、新たに策定した観光開発計画に基づき、魅力ある観光資源を活用した観光拠点の整備を進め、通年型、宿泊型の観光の形成を図ってまいります。 夏油高原一帯は、温泉、スキー場、ゴルフ場などの開発整備が進み、利用客数も予想を上回って増大していることから、さらにアクセス道路の整備を図り、リゾート地として自然環境に調和した開発を促進してまいります。 展勝地周辺は、桜の名所百選に挙げられている桜並木のほか、みちのく民俗村、男山周辺、レストハウス、マイロード、さらには極楽寺、樺山歴史の広場などが整備されたことにより、全国から観光客が訪れるようになりましたので、今後、周辺市町村と連携をとりながら、広域的な観光ルートを設定し宣伝を強化してまいりたいと考えております。 また、さくらまつり、みちのく芸能まつり、古墳まつり、夏油温泉まつり、北上夜曲全国大会、鬼ッズフェスティバル等、四季を通じて多彩なイベントを展開しておりますが、さらに多くの市民が参加し観光客にも親しまれるようにするため、内容の充実を図るとともに、新たなイベントの創出も考えてまいりたいと存じております。 特産品の開発普及については、物産関係団体の育成及び地域資源を活用した地ビール等の特色のある地場産品の開発を支援するとともに、物産展開催など宣伝活動を展開し、販路の拡大を図ってまいりたいと考えております。 以上、市政運営の基本的な方向と平成7年度における施策の概要について申し上げましたが、財政環境が税収の伸び悩みなどにより極めて厳しい状況にあることから、経費の節減を徹底するとともに、事業の重要性、緊急性を勘案し、限られた財源の重点的、効率的配分に一段と努力しなければならないと考えております。 行政運営に当たっては、引き続き事務事業の簡素効率化や定員の適正化など、行政改革を着実に推進するとともに、職員の資質の向上と厳正な綱紀の保持に努め、多様化、高度化する行政需要に的確に対応しながら市民サービスの向上に努めてまいるほか、各種プロジェクトの推進に当たっては、民間の創意と活力を積極的に活用してまいりたいと考えております。 また、平成7年度は合併5年目を迎えることになりますので、これまでの成果や課題を総点検し、新しい北上市の定着と将来の発展の基礎づくりに全力を尽くしてまいりたいと考えております。 21世紀を間近に控え、我が国は明治以来の中央集権体制から地方分権体制へと歴史的な転換を迎えようとしております。また、国土の経営につきましても、一極集中から多極分散へ、既往の国土の主軸からフロンティアとしての新しい国土軸の形成に移行しようとしており、まさに地域新時代を迎えようとしております。 このような地方の新しい時代を迎える上に当たって、各自治体がそれぞれ独自の努力をすることは当然でありますが、より広域的な連携、協力をすることも極めて重要であります。その意味において、岩手中部、胆江両地域の13市町村で組織する北上中部地域開発整備促進協議会が組織され開発整備促進構想が策定されたことや、岩手県、秋田県を結ぶ北東北地域連携軸構想推進協議会が両県の11市によって結成され、今後の交流・連携について協議することになったことは極めて大きな意義を持つものであると思います。 当市は、これらの中核としての役割を果たしていかなければならないと考えており、こうした新しい時代に向け、8万7,000人余の市民の総力を結集し、水と緑豊かな文化・技術の交流都市の実現を目指して、より一層努力してまいる所存であります。 議員各位と市民の皆様の御指導と御協力をお願い申し上げまして、私の所信表明を終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩いたします。            午前11時06分  休憩---------------------------------------            午前11時22分  再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第5、請願の取り下げについてを議題といたします。 国鉄労働組合盛岡地方本部執行委員長高嶋昭一ほか1名から提出され、目下、総務常任委員会において審査中の、平成6年請願第15号JRの採用差別等労使紛争の早期解決を求める請願については、6月5日付で請願者より都合によりこれを取り下げしたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。請願第15号は、申し出のとおり取り下げを許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、請願第15号の取り下げについては、これを許可することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第6、報告第1号職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分についてを議題といたします。 書記をして報告書の朗読をいたさせます。     (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 報告書の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました報告第1号職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について提案の理由を申し上げます。 事故の概要は、平成7年4月4日、午後1時20分ごろ、職員が市道整備業務のため公用車を運転中、北上市和賀町竪川目8地割地内の国道と市道の交差点において一時停止をして直進しようとした際、右方向への注意を怠ったため、同方向から直進してきた相手方車両と衝突、双方の車両を破損したものであります。 和解の内容は、過失割合を北上市90%、相手方10%とし、相手方の損害額60万円のうち、北上市の過失割合90%に相当する額54万円、北上市の損害額42万4,020円のうち、相手方の過失割合10%に相当する額4万2,402円を、それぞれが支払うことで示談が成立したので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、5月29日、専決処分したものであります。 なお、損害負担額は、社団法人全国市有物件災害共済会から全額給付となるものであります。 たび重なる職員の交通事故については、日ごろの注意を喚起しているにもかかわらず、まことに残念であります。今後は、職員個々の交通安全に対する意識の高揚を期し、安全運転に心がけるべく、一層の努力をしてまいることを申し添え報告といたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。29番。 ◆29番(舘川毅君) ただいまの企画調整部長の説明がございましたけれども、これは合併以来今回の事故で10件ありますね。そのうち7件が市当局側の過失という、過失割合からいうと、これは議会としても座視できないと思うんですよ。ということは、今までは人身事故がなかったからいいと思うんですけれども、今後やはりこういった事故が多発すればあるいは起こり得る可能性だってあると思います。そして、これはやはり市民感情からいいましても、一般の交通事故と違いまして、かなり行政に対する厳しい目というのは注がれているというふうに解釈しております。 ひとつそこでお尋ねしたいんですけれども、前の担当部長も今回の部長の報告の中にもあったように、職員に対する事故の防止についてはかなり注意を払っていると言いますけれども、小学校の生徒でもないから、そういう教育といっても限界があると思いますけれども、これは各部署からいうと教育委員会3件、福祉が3件、水道が3件、今回の事故は土木だと思いますけれども、やはり一つの部署に集中しているわけですね。これは市が過失がない場合もありますけれども、やはりこれは全体的なものより、各部における監督の部課長の管理責任というのはかなり大きいと思うんですよ。そういったことについてどういう管理が適切に行われてきたのかどうか、その辺についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 財政部長。 ◎財政部長(下屋敷勝哉君) 私の方から、公用車の統括管理の立場からお答え申し上げたいと思いますけれども、ただいま御質問ございましたようにあるいは御指摘いただきましたように、市民一丸となって交通事故の撲滅に取り組んでいるさなかにいますとき、市民の先頭に立って、そのリーダーあるいは範となるべき市職員の事故でございまして、たび重なる事故につきましてはまことに残念でなりません。 職員に対する注意喚起でございますけれども、この前の事故以来、直ちに緊急部長会議を招集いたしましてそのことをお互い部長間で周知確認し、さらにこの重大さをさらに職員一人一人に、公務員としての自覚を求める通達を部長名でもって出してございます。本日までその間あらゆる手だてを講じまして、例えばパンフレットの配布であるとか早朝、職員の登庁時に合わせまして担当課の職員をしてチラシの配布であるとか、あるいは注意事項のパンフレットの配布によってそれぞれ注意を喚起、促しているところであります。 なお、毎日のように本庁並びに支所の早朝時におきまして、放送によって勤務体制につく前にそれらの喚起も促してございます。いずれ、御指摘のとおり、危機管理あるいは職員の危機感覚というものの欠如と、この一言に尽きるわけでございますけれども、今後はさらにこのことに、勤務の出がけの声かけ運動等をさらに実施いたしまして事故防止に万全を期してまいりたいと、このように取り組んでいるところでございます。 私の方からは、公用車の統括管理の立場ということで、ただいま取り組んでおることのみを申し上げ、答弁にかえさせていただきます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 29番。 ◆29番(舘川毅君) いつも答弁の中では、賠償額の支払いについては災害共済会から出ると。これだってやっぱり保険は税金で納めていることだと思いますから、何か聞くところによると、保険で払うんだということになれば全く実害がないのかということに聞こえますけれども、やはり保険であっても税金から納めることだから、やっぱり事故に対する責任というのは管理者は十分把握しなきゃならんというふうに思います。 いわゆる北上の職員は多いですから、車がしょっちゅう出て歩けば、事故の一つや二つはあるだろうというふうな安易な考え方を持っているかもしれないけれども、民間企業なんというのはほとんど毎日出ていますよ。民間の場合だとやはりぺナルティーがありますから、十分その辺においては緊張感あるいは危機感というのは常に持っているからそれほどじゃないと思いますが、まず一つは、公務員の背景だけれども、市職員というのは民間企業と違いましていろいろ国や自治体に保護されているわけだ、職員一人一人というのは。例えば週休2日制がありしかも週40時間の労働時間を与えられ、年次休暇をとってそのほかに連続休暇をとりなさいという労働法の規則にあるんですよね。これだけ休みを十分やっておいてて、労働時間の短縮もどんどん国から言われている中で、そんな事故を起こせるような心境になるのかなと思いますね。民間であればこれは朝から夕方までの運転の過労、あるいは週休2日制もない、労働時間の短縮もない、けれども、これだけ労働法で過保護にされていてもなお事故を起こすということは、これは極論すると怠慢だと思うんですよ、やっぱり。しかも、平成6年度には4件ですよ、連続して。例えば議会からだと1件1件ずつだとなりますね。これはやっぱり毎回の答弁は聞いていますから、だけれどももういいかげんこういう事故のことを聞くと議会としても座視できないですよ、これは。もう一回最高責任者の市長さんの御答弁を願いたいと思うんですけれどもね。 ○議長(昆野市右ェ門君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 私としても御指摘のとおりでありまして、全く弁解の余地がないと思っております。私は北上市の交通安全協会の会長でもあって、各団体を網羅した交通安全運動の責任者でもありますが、その足元でこのように事故が続くというのは、これはもう、申し上げる言葉もないと思って、大変申しわけないと思っております。これはそれぞれ注意、懲戒等も厳正に運用するし、それから意識を徹底するということにさらに一層の努力をいたしたいというふうに思っております。まことに申しわけないと思っております。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第7、報告第2号平成6年度北上市繰越明許費繰越計算書についてを議題といたします。 書記をして報告書の朗読をいたさせます。     (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 報告書の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました報告第2号北上市繰越明許費繰越計算書について申し上げます。 さきに議決いただきました平成6年度北上市一般会計補正予算(第7号)及び(第8号)に係る繰越明許費について、県知事、県議会議員選挙費ほか10事業、事業費4億9,887万1,000円を平成6年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第3号)に係る繰越明許費について、卯の木住宅団地分譲事業、事業費1億5,620万円をそれぞれ平成7年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) お諮りいたします。日程第8、議案第63号及び日程第9、議案第64号の2件については、会議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、日程第8、議案第63号及び日程第9、議案第64号の2件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第8、議案第63号平成7年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分について、日程第9、議案第64号平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分について、以上2件を一括して議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。     (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました議案第63号平成7年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分について外1件について提案の理由を申し上げます。 今回の補正は、両議案とも平成6年度の会計年度の経過後に至って歳入が歳出に不足したため、地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、平成7年度の歳入を繰り上げてこれに充てることとし、それに必要な額を編入する補正をしたものであり、いずれも地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分したものであります。 最初に、議案第63号平成7年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに6,000万7,000円を追加し、予算の総額を16億2,127万4,000円にしたものであります。 主な内容は、歳入に工業団地整備基金繰入金6,000万7,000円を追加し、歳出に新たに繰上充用金の科目を起こし、同額を計上したものであります。 次に、議案第64号平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分について申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに7,867万1,000円を追加し、予算の総額を40億2,839万1,000円にしたものであります。 主な内容は、歳入に特定公共下水道使用料7,867万1,000円を追加し、歳出に新たに繰上充用金の科目を起こし同額を計上したものであります。 以上、2件についてよろしく御審議の上、原案のとおり御承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 討論を終結いたします。 これより議案第63号平成7年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決定いたしました。 議案第64号平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第10、議案第65号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例、日程第11、議案第66号北上市吏員恩給条例の一部を改正する条例、日程第12、議案第67号北上市市税条例の一部を改正する条例、以上3件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました議案第65号北上市特別職の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例外2件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第65号について申し上げます。 本条例に規定する投票管理者及び開票管理者等の報酬額については、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律に定める額を準用しているところですが、本年3月、同法の一部が改正され、これらの額が引き上げられたことに伴い、これに準じて所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第66号北上市吏員恩給条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例に規定する退職年金、遺族年金の額につきましては、恩給法に定める普通恩給及び扶助料の額を準用しているところでありますが、本年3月、恩給法の一部改正がなされ、これらの額が引き上げられたことに伴い、これに準じて所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第67号北上市市税条例の一部を改正する条例について提案の理由を申し上げます。 今回の改正は、政党交付金の交付を受ける政党等の法人市民税を減免対象とするため、所要の改正をしようとするものであります。 以上、3件につきましてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第65号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例外2件については、総務常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第13、議案第69号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例、日程第14、議案第70号北上市立保育所条例の一部を改正する条例、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました議案第69号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例外1件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第69号について申し上げます。 本条例は、北上都市計画用途地域が決定し、用途地域の区分が改正されたことに伴い、モーテル類似施設の建築禁止区域の区分について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第70号北上市立保育所条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、二子保育園の移転改築に伴い、同園の位置を改正しようとするものであります。 以上、2件につきましてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第69号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例外1件については、教育民生常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第15、議案第68号北上市中山間地域活性化基金条例、日程第16、議案第71号北上市農村公園条例の一部を改正する条例、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました議案第68号北上市中山間地域活性化基金条例外1件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第68号について申し上げます。 本条例は、特定農山村法の指定に基づき策定した農林業等活性化基盤整備計画の事業を継続的に実施し、中山間地域の活性化を早期に実現するため基金を設置しようとするものであります。 次に、議案第71号北上市農村公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、稲瀬町前田地区に下門岡農村公園を設置したことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 以上、2件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。8番。 ◆8番(小原健二君) 議案第68号の北上市中山間地域活性化基金条例についてお尋ねをいたしますが、先ほどの市長の所信表明の一部にも触れられておったわけですけれども、これは具体的に、この基金の運用につきましては、地域としてどのようにするかという提言とか提案等はどこのサイドでされてこの基金が運用されるのか、その部分だけお聞きしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 農林部長。 ◎農林部長(新田厚男君) 基金の使い方でございますけれども、この地域指定を受けた内容は、旧横川目村そして旧立花村の2つの地区が地域の指定を受けているわけであります。したがいまして、この基金は国、県、市で500万円ずつ1,500万円の基金増勢をいたします。したがいまして、この基金の取り崩しは5年間のうちに計画を立てて、計画の立った時点で取り崩しをして予算執行をすると、このような形になっております。 以上でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第68号北上市中山間地域活性化基金条例外1件については、産業経済常任委員会に付託いたします。 休憩いたします。            午前11時58分  休憩---------------------------------------            午後1時03分  再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長から、発言の訂正の申し出がありますのでこれを許します。市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 先ほど、職員の交通事故に関する答弁の中で、私が北上市交通安全協会の会長と申し上げましたが、これは北上市交通安全対策協議会の会長でありますので、訂正をさせていただきたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) お諮りいたします。発言の訂正の申し出を許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、市長からの発言訂正の申し出を許可することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第17、議案第72号から日程第23、議案第78号までの7件については、会議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、日程第17、議案第72号から日程第23、議案第78号までの7件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第17、議案第72号平成7年度北上市一般会計補正予算(第1号)、日程第18、議案第73号平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、日程第19、議案第74号平成7年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、日程第20、議案第75号平成7年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号)、日程第21、議案第76号平成7年度北上市土地取得特別会計補正予算(第1号)、以上5件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました議案第72号平成7年度北上市一般会計補正予算(第1号)外4件について提案の理由を申し上げます。 今回の補正は、当初予算が諸般の事情から経常的・義務的経費及び継続事業を中心に、いわゆる骨格型予算を編成しておりましたので、今回の補正によりまして実質的な年間予算となるものであります。 最初に、議案第72号平成7年度北上市一般会計補正予算(第1号)から申し上げます。 第1条歳入歳出予算の補正から申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに21億7,484万2,000円を追加し、予算の総額を319億6,284万2,000円にしようとするものであります。 主な内容を歳入から申し上げます。 7款地方交付税に普通交付税8億円、11款国庫支出金に学校建築費負担金ほかで2億8,304万3,000円、12款県支出金に地域農業確立総合対策事業ほかで1億186万7,000円、13款財産収入に建物売払収入1億1,600万円、17款諸収入に夏油温泉排水合併処理浄化槽整備工事費負担金ほかで3億9,868万6,000円、18款市債に一般廃棄物処理事業債ほかで4億5,350万円をそれぞれ追加しようとするものであります。 次に、歳出について申し上げます。 2款総務費に地域振興基金積立金1億1,800万円、4款衛生費に最終処分場建設工事費2億9,818万1,000円、6款農林水産業費に農業生産体制強化総合推進対策事業費補助金5,253万9,000円、7款商工費に(仮称)北研修センター建設等工事費2億261万円、夏油温泉排水合併浄化槽整備工事費ほか1億6,560万円、8款土木費に黒沢尻西部地区土地区画整理事業負担金1億円、街路事業物件移転補償費1億6,325万円、10款教育費に照岡小学校屋内運動場改築工事費ほか3億1,342万5,000円をそれぞれ追加しようとするものであります。 次に、第2条継続費の補正について申し上げます。 最終処分場建設事業及び長沼住宅建設事業について、平成7年度、平成8年度の2カ年度の継続事業として実施するため、事業費の総額及び年割額を定めようとするものであります。 次に、第3条地方債の補正について申し上げます。 新たに商工施設整備事業を追加し、起債の限度額及び起債の方法等について定めるとともに、上水道事業出資ほか4事業について起債の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第73号平成7年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに155万円を追加し、予算の総額を40億2,994万1,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に特定公共下水道使用料155万円を追加し、歳出に電気主任技術者報酬149万円を追加しようとするものであります。 次に、議案第74号平成7年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに2億5,941万2,000円を追加し、予算の総額を8億7,808万9,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に一般会計繰入金1億1,055万円を、農業集落排水施設整備事業債1億950万円を追加し、歳出に管渠築造工事費1億6,700万円を追加しようとするものであります。 地方債の補正は、農業集落排水事業について起債の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第75号平成7年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに3億1,744万3,000円を追加し、予算の総額を3億7,506万7,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に宅地造成事業債3億1,630万円を追加し、歳出に住宅団地造成工事費1億4,053万3,000円を、住宅用地購入費1億4,877万円を追加しようとするものであります。 地方債は、宅地造成事業について、起債の限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めようとするものであります。 次に、議案第76号平成7年度北上市土地取得特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 補正の額は、歳入歳出それぞれに5億円を追加し、予算の総額を5億4,985万4,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に公共用地先行取得事業債5億円を追加し、歳出に施設用地購入費5億円を追加しようとするものであります。 地方債は、公共用地先行取得事業について、起債の限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めようとするものであります。 以上、5件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 本件5件に対する質疑は後日の本会議において行います。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第22、議案第77号市道路線の廃止について、日程第23、議案第78号市道路線の認定について、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。企画調整部長。     (企画調整部長 小原善隆君 登壇) ◎企画調整部長(小原善隆君) ただいま上程になりました議案第77号市道路線の廃止について外1件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第77号について図面番号に従って申し上げます。 図1の市道1001010号線は、市道路線が一般県道北上水沢線に昇格になったため廃止しようとするものであります。 図2の市道1063054号線は、宅地造成のための開発行為により廃止しようとするものであります。 図3の市道3043001号線ほか35路線は、更木島東部土地改良事業により、路線の起終点を変更したため廃止しようとするものであります。 図4及び図5の市道4001068号線ほか1路線は、市道路線が一般県道口内伊手線及び北上水沢線にそれぞれ昇格になったため廃止しようとするものであります。 次に、議案第78号市道路線の認定について申し上げます。 図1の市道3043064号線ほか16路線は、ただいま議案第77号市道路線の廃止についてで説明いたしました図3の市道3043001号線ほか35路線の廃止に伴い、起終点を変更して新たに認定し管理しようとするものであります。 また、図2の市道3211号線は、道路網整備のため認定しようとするものであります。 以上、2件についてよろしく御審議の上、原案どおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 討論を終結いたします。 これより議案第77号市道路線の廃止についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第78号市道路線の認定についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 今期定例会において、本日までに請願2件、陳情1件を受理しております。この請願、陳情については、会議規則第135条第1項の規定により、お手元に配付しております請願文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。議案思考のため明9日から11日までの3日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、明9日から11日までの3日間を休会することに決定いたしました。 次の本会議は、6月12日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。            午後1時21分  散会...